Kaggle で称号を獲得するためには? (入門編)

気になること

 みなさん、Kaggle に挑戦したことはありますか? Kaggleでは、コンペの成績などにより称号が 5段階に渡って、与えられるのですが、下から2つ目の称号は1日もあれば達成できることを知っていますか?
 今回の記事では、「1番はじめの称号から2番目の称号を取るために必要なことまで」を話していきます!

Expert (3番目の称号)以上を取るには?について知りたい方は下記記事から!

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Kaggle の 称号・カテゴリ

4つのカテゴリ

 Kaggle というと、データサイエンス系のコンペを主催しているというイメージが大きいので、おそらくその「コンペ」での成績で称号って決まるの?というのは想像しやすいかもしれませんが、実はそれだけではなく、4つのカテゴリが設定されています!

① コンペティション

 コンペに参加をして、上位の成績をおさめることでメダルを獲得していきます。
(コンペの参加人数(チーム数)によって その条件も変わっていきます)

② Code (Notebookの共有)

 自分が書いたプログラムを共有するだけではなく、他の人が書いたコードを見ることができます!
コンペ期間内でも共有が行われるので、上位の人や他の人の手法を学び・議論できることが魅力の一つです! 

 自分が書いたコードに対して upvote (いいね) の数によって、メダルが獲得できその合計数によって称号が与えられます。

③ Discussion (議論の場 + Q&Aができる)

 Kaggleのコンペ内に限らず、気になったことに対して質問などができる場であり、コンペ内ではそのコンペで気になっていることに対して議論ができる場です!

 自分が投稿した内容に対して upvote (いいね) の数によって、メダルが獲得できその合計数によって称号が与えられます。

④ データセット

 コンペ内のものに限らず、データセットが共有されています!
おもしろいなと思ったものだと、「どうぶつの森の家具のデータリスト」,「オリンピックのメダル・選手のデータ」など。
さまざまな形式・分野でのデータセットが投稿されています!

 自分が投稿したデータセットに対して upvote (いいね) の数によって、メダルが獲得できその合計数によって称号が与えられます。

5つ の 称号

 Kaggle の称号は、Noviceからはじまり、Contributor, Expert, Master と続き Grand Master が一番上の称号となっています!
 Kaggleには、4つのカテゴリがあるという説明をしましたが、カテゴリごとに称号が与えられます!
ここでは、多くの人が参加している Competitionに絞って どのくらいの人がどの称号を獲得しているのか?を見ていきます!

2021/9/11現在の competition別 メダル獲得者数

 上の図では、2021/9/11 での コンペ部門での称号の獲得者数を表していますが、各称号の占める割合を見てみると、GrandMatster になるまでの難しさと 大半が Contributor と Noviceで占められているのがわかると思います。
 Expert となることで、上位5%に入ることになるのでそこに入るにはどうしたらいいのか?ということも気になると思いますが、
それは別の記事として、この後は、「Noviceになるためには?」「2番目の称号である Contributorになるまでに必要なこと」についてをまとめていきます!

  • Grand Master : 約 0.14 %
  • Master : 約 1.00 %
  • Expert : 約 3.66 %
  • Contributor : 約 38.49 %
  • Novice : 約 56.10%

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称号を獲得する方法

Novice になるためには?

 Novice になるための条件はシンプルです!
それは、「Kaggleに登録する」ということです。
つまり、Kaggleに登録すればまずは、Noviceとなれるので、まだKaggleに登録したことがないという人がいれば

下のサイトから、アカウントを作ることから始めてみてください!

Kaggle: Your Machine Learning and Data Science Community
Kaggle is the world’s largest data science community with powerful tools and resources to help you achieve your data science goals.

Contributor になるためには?

 カテゴリの紹介をしていたときに、メダルを取ることでその合計数で称号の獲得ができると書いていましたが、それはこの上の「Expert」からで、「Contributor」になるためには必要もなく実力も関係ないので、これから紹介する4つの条件を満たすだけで Contributor になることができます!
 Kaggle になれるためといった目的もあると思うので、一つずつ行っていきながら覚えていきましょう!!
もし、実行するコードやコンペがないという人がいれば、機械学習のチュートリアルとして有名な「Titanic号の乗客の生死予測」を行ってみると良いと思います!

① 1つのノートブック or スクリプトを実行する

 「Code」から、Notebookや Scriptをつくることができるので、コードを書いて実行をおこなっていきます。
イメージとしては、Google Colaboratory と似たような環境で、Kaggleのプラットフォーム上で、GPUやTPUが使える環境も含めて実行環境が整っているので、それを使ってみる!ということです。
 ちなみに、他の人のコードをコピー (クローン)して、実行することも OKです!

② 1つのコンペ or タスク に対して submission をする

 Competition には、課題が与えられており、それに対して回答を提出することを Submissionをするといいますが、
例えば、Titanic の場合だと、Testデータに対する 乗客の生死予測をした csv を提出することでこの条件を達成することができます!
 (最近のコンペでは、csv だけでなく、Code(Notebook)ごと提出することが多くなってきましたが、はじめはcsv で提出してみるチュートリアル系のコンペを選んだ方がやりやすいかもしれません。)

③ 1つのコメントをする

 Discussion や Notebook には、投稿をする人がいますが、その投稿されたものに対してコメントをすることができます。
それを 1回以上行うというのがこの条件です。
中には、有益な情報も多くあるのでそれに対して感謝を伝えたり、自分が感じた疑問についてコメントしてみると良いと思います!

④ 1つ upvote (いいね)をする

 Code, Discussion, Dataset の評価はこの Upvoteと言われる投票機能によって得られた得票数で決まります!
その upvote を試してみるということなので、 Code, Discussion, Dataset の右上にある上向きの ^ を押して upvoteを1回以上してみましょう!

この Notebook参考になった!とか この Discussion に書かれているの内容を見てありがたかった!と感じたら積極的にupvoteをしてみてくださいね!!

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おわりに

 今回の記事では、Kaggleの称号の仕組みについてと 2つ目の称号である Contributorになるまでをまとめていきました!
このあと Expert になるには? メダルを取るための条件は?といった疑問もあるかと思いますが、それらについてはまた別の記事でまとめていきたいと思います! 

続編の記事

2021/9/14(火) 更新!

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