AI系のトップカンファレンス を測る指標 #2 (AMiner)

気になること

 この記事は、AMinerというサイト内で使われている学会・学術誌の評価を測る指標についてまとめていきます。
全部で6つあるのですが、前回の記事では H5 Index, Rising Index, TK5 Index についてまとめました。今回の記事ではその続きです!
もし、前回の記事を読んでいない人がいれば、そちらから読んでもらえるといいと思います!

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Conference Rank を決める 指標

 前半3つは、前回の記事 で紹介したので、今回の記事は後半3つについて取り上げていきます!

  • H5 Index
  • Rising Index
  • TK5 Index
  • Basic Research Creativity Index
  • CCF Level
  • THU Level

 ランキングのページは、こちらから

Basic Research Creativity Index

 最近の5年間の学会の全論文に対して、「基礎研究を行っている著者による論文」の被引用数の平均値

基礎研究を行っている著者 とは?

論文の筆頭著者の所属機関を調査し、基礎研究を行っている人であるか、
所属しているのが 学術機関 であれば、基礎研究を中心としたアカデミックなコミュニティに属しているかで判断を行う。

CCF Level

 CCF とは、China Computer Federation の略であるが、その期間にコンピュータ・サイエンス分野の学会・学術誌をそれぞれ A,B,C クラスに 10カテゴリに分けて分類されているのが、"CCF Level"である。

10カテゴリとは?
  1. コンピュータアーキテクチャ・並列/分散コンピュータ・ストレージ
  2. コンピュータ・ネットワーク
  3. ネットワークと情報セキュリティ
  4. ソフトウェア工学・システムソフトウェア・プログラミング言語
  5. データベース・データマイニング・コンテンツ検索
  6. コンピュータサイエンス の 理論
  7. CAD & グラフィックス・マルチメディア
  8. AI (人工知能)
  9. ヒューマンコンピュータインタラクション と パーベイシブコンピューティング
  10. 分野横断的なもの

参考) https://www.ccf.org.cn/en/Bulletin/2019-05-13/663884.shtml

THU Level

 AMiner を作成したのは 中国の最高峰の大学である 清華大学であるが、その大学の略語が THUである。
このレベル分けの基準については、調査中であるが、このことから 清華大学 によって A, B のレベルが決められたのがこの "THU Level "であると推察できる。

THU Level の カテゴリ

CCF Levelのカテゴリ分けと基本的には同じであるが、下記の10のカテゴリに分けられる。

  1. データベース・データマイニング
  2. CAD & グラフィックス・マルチメディア
  3. コンピュータサイエンス の 理論
  4. ネットワークと情報セキュリティ
  5. ハイパフォーマンス コンピューティング
  6. ソフトウェア工学・システムソフトウェア
  7. 横断的・包括的研究
  8. ヒューマンコンピュータインタラクション と パーベイシブコンピューティング
  9. コンピュータ・ネットワーク
  10. AI (人工知能) と パターン認識

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