Google Scholar では、Top publications として学術出版物における最近の論文の知名度や影響力をランキング化しています。
その中では、 Natureなど古くから知られる学術誌が含まれていますが、最近ではAI系の学会も多くなってきています。
今回の記事では、AMiner で Computer Science 分野に絞った Conference Rank が掲載されているので、それらの指標についてまとめていきます。
Conference Rank を決める 指標
以下の6つの指標がありますが、3つずつに分けて記事にしていきます!
- H5 Index
- Rising Index
- TK5 Index
- CCF Level
- Basic Research Creativity Index
- THU Level
ランキングのページは、こちらから
H5 Index
Google Scholar の top publications でも使われるこの指標。
まずは、h-index とは?という部分から説明していきます
h-index のメリット
- 論文執筆数 や 被引用数 のどちらかが大きいだけでは、 h - index で高い値を出すことができないので、「量と質」の両立が求められる
h-index のデメリット
- h-index は 減ることのない値なので、研究者歴の長い人には有利に、若手や新興の学会には不利になってしまう
Rising Index
同じ被引用数であっても、被引用数が増加している学会と被引用数が減少している学会では勢いが大きく変わってきます!
そこで、被引用数の増減を考慮することにより学会の盛り上がりを評価する指標として、Rising Index がとりあげられています。
TK5 Index
H5 Index の指標では、量・質の両立も大事であるが、ある程度の絶対量が同等でないときに絶対量が多い学会ほど有利になりがちな指標でした。そこで、 TK5 Index では 上位の論文に対して学会の水準を定量的に反映することができるような指標となっています! 詳しい定義は以下の通りです。
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